2025年5月15日（木）、宇都宮競輪場の第12レースにて開催されるのが「レジェンド神山雄一郎カップ」です。
本レースは、長年にわたり競輪界を牽引し続けてきた栃木県出身の名選手・神山雄一郎氏の功績を称える特別競走。
その名の通り、神山選手のレジェンドとしての歩みと栄光を記念した一戦であり、地元ファンはもちろん全国の競輪ファンからも高い注目を集めています。
宇都宮競輪場は、関東を代表するバンクのひとつで、地元選手にとっては「聖地」とも言える存在。
その舞台で行われるこのカップ戦は、単なる記念レースに留まらず、次世代を担う選手たちにとっても大きな挑戦の場でもあります。
2025年の開催では、ベテラン・若手・地元勢が入り乱れる豪華な顔ぶれが揃い、白熱した展開が予想される見逃せない一戦。
栃木勢の意地と全国区の実力者たちの意地がぶつかる中、どのラインが主導権を握るのか――戦術、連携、駆け引きの妙が存分に味わえるレースとなるでしょう。
宇都宮バンク特徴と展開傾向
宇都宮競輪場は400mバンクで、見なし直線距離が約63.7mとやや長めに設計されているのが特徴です。これにより、ゴール前での追い込みが決まりやすく、差しや捲りが届きやすいバンクとして知られています。
ただし、カント（傾斜）は比較的緩やかで、先行選手がスピードに乗って粘り込む展開も少なくありません。特に地元勢が主導権を握った場合、ラインでまとまった走りを見せることが多く、逃げ切り決着になるケースも十分に考えられます。
また、宇都宮は風の影響が比較的少ないレイアウトで、戦術よりも脚力勝負になることもしばしば。選手のタイプやライン構成を見極めたうえで、展開をどう読むかが勝敗を分ける重要な要素となります。
今回のレジェンド神山雄一郎カップでも、先行有利と見せかけて差しが決まるパターンや、逆に先行ラインが完全に主導権を取る展開など、複数のシナリオを想定した予想戦略が求められます。
出走表と注目選手｜展開を握るのは誰だ？
以下は、2025年5月15日（木）宇都宮競輪場で開催される「レジェンド神山雄一郎カップ」12Rの出走表です。
北日本・中国・近畿・九州勢が入り乱れる構成の中で、栃木を拠点とする3選手（眞杉匠・雨谷一樹・坂井洋）が揃い踏みとなり、地元ファンの熱視線を集める一戦です。
| 枠番 | 車番 | 選手名 | 府県 | 年齢 | 期別 | 級班 | 脚質 | 競走得点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 新山響平 | 青森 | 31 | 107期 | SS | 逃 | 117.33 |
| 2 | 2 | 眞杉匠 | 栃木 | 26 | 113期 | SS | 逃 | 116.82 |
| 3 | 3 | 松浦悠士 | 広島 | 34 | 98期 | S1 | 両 | 115.50 |
| 4 | 4 | 嘉永泰斗 | 熊本 | 27 | 113期 | S1 | 逃 | 112.85 |
| 4 | 5 | 清水裕友 | 山口 | 30 | 105期 | SS | 両 | 112.11 |
| 5 | 6 | 雨谷一樹 | 栃木 | 35 | 96期 | S1 | 両 | 111.68 |
| 5 | 7 | 浅井康太 | 三重 | 40 | 90期 | S1 | 両 | 114.66 |
| 6 | 8 | 岩津裕介 | 岡山 | 43 | 87期 | S1 | 追 | 111.78 |
| 6 | 9 | 坂井洋 | 栃木 | 30 | 115期 | S1 | 逃 | 113.70 |
注目は新山響平（青森）と眞杉匠（栃木）の先行力対決です。ともにSS班の逃げ型であり、序盤から激しい主導権争いが展開されることが予想されます。
特に眞杉は地元・栃木のエース格。地元記念レースでの先行意欲は非常に高く、ライン形成によっては頭固定も視野に入ります。
また、広島の松浦悠士、山口の清水裕友といった中四国の名選手たちも顔を揃えており、中国ラインの動き次第ではレース全体の展開を一変させる可能性があります。
松浦の自在戦や清水の差し脚がハマれば、波乱の主役になるかもしれません。
そして忘れてはならないのが、坂井洋と雨谷一樹のダブル地元参戦。特に坂井は競走得点113.70と安定した成績を残しており、後位の動きや捲りからの連対にも期待が持てます。
宇都宮バンクを知り尽くした2人の走りにもぜひ注目してください。
展開予想と勝負のカギ
今回のレースは、地元・栃木勢を中心とした主導権争いと、後方からの自在タイプによる捲りがぶつかる展開が濃厚です。
特に先行タイプが複数存在することで、序盤から激しい位置取り合戦が予想されます。
注目したいのは、地元ラインの結束力と、それに対抗する外ラインの動きです。
地元勢が主導権を握れば、番手・三番手がしっかり続いてくる展開も見込まれ、いわゆるライン決着になる可能性も十分あります。
一方、番手に入る選手の脚質や捌きの上手さが結果を大きく左右する局面も想定されます。
番手絶好位の選手が抜け出すか、それとも三番手から突き抜ける選手が現れるか。
タテ脚のある選手が後方から一気にまくってくる展開も視野に入れ、予想を立てる必要があります。
勝負のカギとなるのは「誰が主導権を取るか」と「番手の動きに柔軟に対応できるか」。
想定される展開を複数パターンで用意し、先行ライン＋捲りラインの軸を分けた予想が有効です。
最終的には、バンクの特徴×ライン構成×選手の連携という3つの視点から、展開を的確に読み解くことが的中への近道となります。
AI予想や選手コメントも参考にしつつ、勝負の分かれ目となる局面を見極めておきましょう。
万車券を狙え！AI予想と買い目公開
本命サイドの決着が見込まれる中で、あえて万車券を狙うなら「神山雄一郎カップ12R」は絶好のチャンス。
宇都宮バンクの特性と、混戦が予想されるメンバー構成を加味した結果、AIは一発逆転を狙える買い目を導き出しました。
注目は、ラインが手薄になりそうな中四国ライン（清水裕友、松浦悠士）と、栃木勢をマークする関東外の選手。
特に清水の3着付けや、雨谷・坂井といった地元勢以外の追走型選手が食い込む展開は、配当的妙味が高くなります。
また、先行型の新山響平が強引に主導権を奪い、眞杉が叩き返すロングスパート戦になった場合、脚を溜めていた穴選手が最後に突っ込んでくるパターンも十分に考えられます。
特に浅井康太の自在性や、岩津裕介の位置取りセンスには要注目です。
- 3連単：5-3-7 / 3-5-8 / 3-7-5 / 7-3-5 / 8-5-3
- 3連単：7-8-3 / 3-8-7 / 8-3-7 / 5-7-8 / 8-7-3
- 合計10点（1点あたり200円なら2,000円）
これらの買い目は、中団からのまくり・番手ズレ・スジ違いといった“波乱の芽”に注目して構成されています。
配当がつきやすく、しかも現実味があるのがこのライン構成の面白さです。
万車券狙いの最大のメリットは、少点数でも高配当を獲得できる夢があること。
的中率より回収率重視の方は、ぜひこの買い目を試してみてください！
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編集部まとめ｜神山レジェンドに敬意を込めて
2025年5月15日、宇都宮競輪場で開催される「レジェンド神山雄一郎カップ」は、ただの記念レースではありません。
競輪界の至宝・神山雄一郎氏の功績を称えると同時に、次代を担うスター候補たちが激突する注目の舞台でもあります。
今回の12Rは、地元栃木勢が多数出場することで“地元ラインの結束”が期待される一方、他地区からの強力なライバルたちがどう切り崩すか、戦術面でも見どころ満載。
特に、本命党 vs 穴党の構図が明確になりやすい一戦であり、予想の立て方によって大きな差がつくことは間違いありません。
宇都宮バンクの特性として差し・捲りが届きやすく、最後まで脚を残した選手が抜け出すケースも多いため、単純なライン信頼ではなく、展開とポジションの両立を読めるかが鍵になります。
今回の予想ではあえて「万車券狙い」という視点で攻めの姿勢をとりました。
ハマれば高配当、外れても納得できる理由がある買い目構成は、競輪の楽しみ方の幅を広げてくれる戦略でもあります。
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