【2025年12月28日(日) 第70回 有馬記念(GⅠ)予想|中山11R】
年末グランプリ有馬記念は、中山芝2500m(内回り)の小回り×急坂×多コーナーが特徴。単純な「強い馬=勝つ」だけではなく、枠順・位置取り・仕掛けのタイミングで着順がズレやすい舞台です。ここでは「本命一本でドン」ではなく、現実的な万馬券(高配当)を狙うための組み立てを、展開とバイアスから分かりやすくまとめます。
直線の瞬発力だけでなく、コーナーワークと持久力、そして“前に壁を作れる器用さ”が重要。人気馬でも取りこぼしが起こり得るので、オッズとリスクを天秤にかけて、買い目は「厚く当てる」より「回収率を上げる」方向で攻めます。
- 本命:⑤レガレイラ
- 相手:②シンエンペラー、⑯タスティエーラ、③ジャスティンパレス、⑨ダノンデサイル、④ミュージアムマイル
- フォーメーション:三連単「1着固定+2着厚め+3着ヒモ広め」で“ズレ”まで拾う
- 風/馬場:直前発表(当日)を反映
- バイアス傾向:内でロスなく運べる馬が基本有利(ただしGⅠは早仕掛けで外も動く)
- 波乱度:中(人気決着もあるが、2〜3着が荒れやすい)
- 2025/12/28 直前:馬場(良/稍/重)と風向きで、「前残り」or「差し届く」の判断が変わります。パドックでの踏み込み・返し馬の行きっぷりも合わせて最終微調整してください。
レース概要|有馬記念(中山芝2500m)を“展開”で攻略する

| レース名 | 第70回 有馬記念(GⅠ) |
|---|---|
| 開催 | 2025年12月28日(日) / 中山競馬場 11R |
| 発走 | 15:40(予定) |
| 条件 | 3歳以上 オープン(定量) / 芝2500m(内回り) |
| コース特徴 | スタート直後に1コーナーを迎える中山芝2500mは、序盤の位置取りが結果を大きく左右する特殊な舞台です。内回りコースを1周半するレイアウトで、コーナーは合計6回。直線は短めで、しかも急坂を2度越えるため、瞬発力だけでは押し切れません。求められるのは、ロスなく立ち回る器用さと、最後まで脚を使い続けられるスタミナ。この条件が重なることで、「早めに動いて押し切る持久力戦」になりやすいのが、有馬記念の典型的なパターンです。 |
※上記の開催情報・コース概要はJRA公式の番組表・レース紹介と整合させています。
有馬記念は「年末の総決算」「最強馬決定戦」といったイメージが先行しがちですが、馬券的に見ると非常に展開依存度の高いGⅠです。能力上位馬が順当に走れるケースもありますが、それ以上に多いのが「能力は足りているのに、位置取りや仕掛けのタイミングひとつで取りこぼす」パターン。だからこそ、単純な実績比較だけでなく、コース形態から逆算した展開読みが重要になります。
- スタート直後にコーナーがあり、外枠は位置を取るだけで距離ロスが生じやすい
- 中盤でペースが落ち着きやすく、残り1000m前後から一気にペースアップしやすい
- 直線が短いため、4コーナーでの位置取りが着順に直結しやすい
これらの特徴を踏まえると、有馬記念は「どの馬が強いか」よりも、「どの馬がこの舞台で力を出し切れるか」を見極めるレースだと言えます。とくに中山芝2500mでは、後方一気の競馬は決まりづらく、好位〜中団前で我慢できる馬が安定しやすい傾向があります。逆に、外を回して脚を使わされる形になると、GⅠクラスでも最後の坂で失速するケースは珍しくありません。
中山芝2500mは、スタートしてすぐにコーナーへ入るため、外枠の馬には序盤で外を回されるリスクが常につきまといます。一方で内枠は距離ロスを抑えやすい反面、前が壁になると動けなくなる“詰まり”の危険もあります。つまり有馬記念は、枠順だけで有利・不利が決まるレースではないということ。実際には、スタート後の数十秒で決まる隊列と、騎手の判断が結果を大きく左右します。
さらにGⅠという舞台特性上、後半は早めに動く馬が必ず出てきます。3〜4コーナーで外から進出が始まると、内で脚を溜めていた馬が進路を失うこともあれば、逆にロスなく先行していた馬が雪崩れ込むように粘り込む場面も生まれます。だから当サイトでは、「どこで動くか」「誰が動かすか」という展開の分岐点を重視し、それを前提に買い目を組み立てています。
出走表|枠順・騎手・定量を一覧で確認(比較インデックス付き)

今回の有馬記念はフルゲート16頭による定量戦。表面的には「実績馬がそのまま強い」レースに見えますが、中山芝2500mという特殊なコース条件が加わることで、枠順×脚質×仕掛けの順番が少しズレただけでも、着順が大きく入れ替わるのが特徴です。特に有馬記念は、スタートから1コーナーまでが短く、道中はペースが落ち着きやすい一方、残り1000m付近から一気に消耗戦へ移行しやすい。そのため単純な能力比較だけではなく、「どの位置で脚を使う馬なのか」を把握することが重要になります。
そこで本セクションでは、公式の出走表情報をベースにしつつ、当サイト独自の視点として「想定脚質」「AI指数」「妙味」を付加しました。AI指数は、過去の走りや馬のタイプをもとに、中山芝2500mへの適性を相対評価したものです。具体的には「コーナーで減速しにくい器用さ」「長く脚を使える持久力」「定量戦での安定感」という3要素を軸にしています。ここで注意してほしいのは、数値そのものの大小ではなく、買い目の優先順位を整理するための指標として見ること。指数が近い馬同士なら、枠順や脚質の噛み合いを重視する、という使い方がベストです。
| 枠 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 性齢 | 斤量 | 脚質(想定) | AI指数 | 妙味 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | エキサイトバイオ | 荻野極 | 牡3 | 56.0 | 先行 | 74 | 穴 |
| 1 | 2 | シンエンペラー | 坂井瑠星 | 牡4 | 58.0 | 先行〜好位 | 88 | 相手本線 |
| 2 | 3 | ジャスティンパレス | 団野大成 | 牡6 | 58.0 | 差し | 86 | 相手本線 |
| 2 | 4 | ミュージアムマイル | C.デムーロ | 牡3 | 56.0 | 差し〜好位 | 84 | 相手 |
| 3 | 5 | レガレイラ | C.ルメール | 牝4 | 56.0 | 好位 | 92 | 本命 |
| 3 | 6 | メイショウタバル | 武豊 | 牡4 | 58.0 | 逃げ〜先行 | 80 | 展開鍵 |
| 4 | 7 | サンライズジパング | 鮫島克駿 | 牡4 | 58.0 | 先行 | 78 | 中穴 |
| 4 | 8 | シュヴァリエローズ | 北村友一 | 牡7 | 58.0 | 差し | 76 | 押さえ |
| 5 | 9 | ダノンデサイル | 戸崎圭太 | 牡4 | 58.0 | 好位 | 85 | 相手 |
| 5 | 10 | コスモキュランダ | 横山武史 | 牡4 | 58.0 | 先行〜好位 | 79 | 中穴 |
| 6 | 11 | ミステリーウェイ | 松本大輝 | せん7 | 58.0 | 追込 | 70 | 大穴 |
| 6 | 12 | マイネルエンペラー | 丹内祐次 | 牡5 | 58.0 | 好位 | 83 | 相手 |
| 7 | 13 | アドマイヤテラ | 川田将雅 | 牡4 | 58.0 | 先行 | 82 | 相手 |
| 7 | 14 | アラタ | 大野拓弥 | 牡8 | 58.0 | 差し | 73 | 穴 |
| 8 | 15 | エルトンバローズ | 西村淳也 | 牡5 | 58.0 | 好位〜差し | 81 | 相手 |
| 8 | 16 | タスティエーラ | 松山弘平 | 牡5 | 58.0 | 好位 | 87 | 相手本線 |
表を見て分かる通り、指数上位馬は内〜中枠に集中しており、全体的に「好位で運べるタイプ」が多い構成です。これは有馬記念らしいメンバー構成で、後方一気型はどうしても展開待ちになりやすい。だからこそ、指数が少し低くても、好位でロスなく立ち回れる馬には一定の評価を与え、逆に追込み一辺倒の馬は“ハマれば一発”の位置付けに留めています。
中山芝2500mで重要なのは、「直線の速い脚」よりも、コーナー6回を我慢して最後にもう一度踏み直せるかどうか。同じ指数帯なら、好位で運べる再現性の高い馬を上位に取り、追込み型は“展開待ちのヒモ”として扱うのが、有馬記念では現実的な戦略です。
展開予想|有馬記念は「早めに動く人」が毎年いる(そこを読む)

有馬記念の展開を読むうえで、まず押さえておきたいのが序盤の隊列づくりです。中山芝2500mはスタート直後にコーナーが控えているため、外枠の馬は位置を取りに行くと距離ロス、かといって下げると包まれて動けなくなるという、非常に難しい選択を迫られます。この時点で「スムーズに好位を取れるかどうか」が、その後の競馬を大きく左右します。
今回は⑥メイショウタバルが「逃げ〜先行」想定で、ここが全体のペースメーカー。とはいえ、有馬記念は前半から飛ばしての超ハイペースになりにくく、道中はいったん落ち着き、残り1000m前後から一気にペースが上がる形になりやすいレースです。つまり、前半が緩い=後半が一気にキツくなるという、持久力と立ち回りが同時に問われる展開になりやすいのが有馬の特徴です。
- 想定ペース:ミドル〜ややスロー(残り1000m付近からロングスパート)
- 有利ゾーン:内でロスなく運べる好位〜中団前
- 注意点:外からの早仕掛けが増えると、内外で明暗が分かれやすい
ここで重要になるのが、「誰が、どのタイミングで動くか」という展開の分岐点です。まず①のパターンとして、⑥が単騎で楽に行ける、もしくは2番手がすんなり決まるケース。この場合、道中は落ち着いた流れになり、中盤で脚を溜める馬が増えます。怖いのは、人気の差し・追込み馬が「動くのが早い人」に釣られて外から一気に進出し、4コーナーで外が大きく膨れる形。こうなると、内で我慢していた馬は直線で前が壁になり、脚は残っているのに伸び切れない、という有馬記念特有のシーンが生まれます。
もうひとつが②のパターン。⑥に対して他馬が競りかけたり、序盤からポジション争いが激しくなった場合です。この場合、前半から脚を使う馬が増え、後半の消耗度が一段と高くなります。ただし、有馬記念では「前が全部止まる」極端な展開にはなりにくく、実際に浮上しやすいのは、好位で折り合い、4角でジワっと抜け出せるタイプ。ここで存在感を増すのが、⑤レガレイラ、⑯タスティエーラ、②シンエンペラーのような「長く脚を使える持久力型」です。瞬間的なキレより、坂を越えてもう一段踏ん張れるかどうかが、着順に直結します。
今回の有馬記念で狙うべき考え方は、「勝ち切りの軸は堅く、2〜3着はズレる前提」。中山芝2500mは舞台のクセが強く、人気馬であっても展開ひとつで取りこぼしが起きます。そこで1着は⑤を中心に据え、2着は②⑯③⑨④を厚めに評価。3着は展開次第で⑥⑫⑮⑩⑦まで広げ、万馬券ゾーンの“3着ズレ”を拾いにいく構成が、回収率という意味ではもっとも現実的です。
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注目馬|有馬記念で“買い”と“切り”を分ける3つの基準

ここではまず、有馬記念を予想するうえでの判断基準を明確にしておきます。中山芝2500mで行われるGⅠは、単純な能力比較だけでは足りません。重要なのは、①位置取りの再現性(好位を取れるか)②コーナーで減速しない器用さ ③長く脚を使える持久力の3点。この条件が揃っている馬ほど、舞台替わりや展開の影響を受けにくく、安定した走りを見せやすいのが有馬記念の特徴です。
逆に、直線だけで一気に差すタイプや、瞬間的なキレに寄った馬は、進路取りや仕掛けのタイミングが噛み合わないと能力を出し切れません。その結果、人気を集めながら凡走する、いわゆる「危険な人気馬」になりやすい。だから当サイトでは、派手さよりも再現性の高さを重視して評価しています。
⑤レガレイラ(本命)
本命に据えるのは⑤レガレイラです。理由は非常にシンプルで、有馬記念の王道条件である「小回り・多コーナー・急坂」という要素に、最も素直に合致するタイプだからです。中山芝2500mでは、外を回して一気に差し切る競馬は決まりづらく、ロスなく運び、直線で確実に伸びる馬が安定します。⑤は好位で折り合える再現性が高く、隊列が落ち着く展開でも、早めに動く流れでも対応できる“幅”を持っています。
さらに見逃せないのが斤量面。定量戦で牝馬は56kgとなり、58kgを背負う牡馬勢より条件的なアドバンテージがあります。有馬記念は後半が消耗戦になりやすく、最後の坂で踏ん張れるかどうかが明暗を分けるレース。⑤はその局面で信頼しやすい存在です。もちろん人気は避けられませんが、ここは無理に逆らうより、軸を明確にして相手で回収を作る方が、有馬記念らしい“ズレ”を拾ううえで合理的な選択だと判断しています。
②シンエンペラー(妙味)
妙味枠として注目したいのが②シンエンペラーです。内めの枠から、好位〜先行でロスなく立ち回れる可能性が高い点が最大の強み。中山芝2500mは、外を回されるほどスタミナを削られ、直線で甘くなりやすいコースです。だから「能力があるか」以上に、能力を発揮できる位置にいられるかが結果を左右します。②はその条件を満たしやすく、展開が多少ズレても走りの形を作りやすいタイプです。
また有馬記念は、後半の動き出しが早くなりがちで、3〜4コーナーで外から進出が始まると、内の好位勢が押し出される形で浮上するケースがよく見られます。②が内で我慢し、直線でスムーズに捌ければ、勝ち切りまであっても不思議ではありませんし、仮に勝ち切れなくても2〜3着に残る確率は高い。オッズ次第では、②を厚めに評価するだけで、馬券全体の期待値が大きく変わってきます。
有馬記念で注意したいのが、追込み一辺倒のタイプです。展開がハマれば豪快に突っ込んできますが、実際には「早めに動く馬」に外を塞がれたり、内で詰まったりして不発に終わるケースも少なくありません。特に人気先行で買われる場合は、能力があっても信頼しすぎない姿勢が重要。相手候補には入れても厚くは買わず、好位で再現性の高い馬を優先する。このメリハリが、有馬記念で回収率を下げないためのポイントです。
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AI買い目予想|三連単フォーメーション(現実的な万馬券狙い)

結論:1着は⑤レガレイラを中心に固定。2着は②⑯③⑨④を厚めに評価し、3着には「展開の鍵」を握る⑥、好位で粘れる⑫⑮⑩、先行残りが見込める⑦までを広げます。狙いは、“2〜3着ズレ”が生む万馬券レンジ。有馬記念は舞台特性が強く、能力上位が堅実に走っても、着順の入れ替わりが起きやすいGⅠです。したがって、闇雲に点数を増やすのではなく、2着の優先度を明確にして資金配分で期待値を高める設計が重要になります。
中山芝2500mは、序盤が落ち着きやすく、残り1000m前後から一気に消耗戦へ移行するのが定番。そのため「軸が飛ぶ」よりも、「2着・3着が入れ替わる」ケースの方が体感的にも多いレースです。ここで大切なのは、勝ち切りの安定感と、ズレを拾う柔軟性を同時に満たすこと。⑤を1着に固定することでブレを抑え、2着に厚みを持たせ、3着で広げる。この“順番”が、有馬記念で回収率を落とさないための基本形です。
- 1着固定:⑤(展開に左右されにくい再現性)
- 2着厚め:②⑯③⑨④(位置取りと持久力のバランス)
- 3着拡張:⑥⑫⑮⑩⑦(展開・隊列次第で浮上)
■三連単(本線) 1着:⑤ 2着:②・⑯・③・⑨・④ 3着:②・⑯・③・⑨・④・⑥・⑫・⑮・⑩・⑦ ■三連単(ズレ目=万馬券ゾーン) 1着:⑤ 2着:②・⑯・③・⑨・④・⑥ 3着:②・⑯・③・⑨・④・⑥・⑫・⑮・⑩・⑦・①・⑭ ■保険(押さえ:展開が噛み合う時の2頭軸) 1着:⑤ 2着:②・⑯ 3着:②・⑯・③・⑨・④・⑥・⑫・⑮
本線は「当たった時にしっかり回収できる」設計、ズレ目は「当たれば一気に跳ねる」設計です。ズレ目を入れる理由は単純で、有馬記念は後半の動きが早く、3〜4コーナーで外から仕掛けが入ると、内外で明暗が分かれやすいから。⑥が絡む展開や、内で我慢した馬が3着に雪崩れ込むケースを想定しておくことで、配当の天井を上げられます。
※オッズ変動により購入比率は適宜調整してください。点数を増やすより、2着の厚み(②⑯③)を強くする方が、結果的に回収効率が安定しやすい傾向があります。
「今日は当てたい」という心理が働くと、どうしても点数を増やしがちですが、有馬記念のGⅠでそれをやると、的中しても配当が伸びません。おすすめは、本線(⑤→②⑯③)を厚く、次に⑤→⑨④を中程度、最後にズレ目(⑤→⑥絡み)を少額で散らす形。この配分なら、的中率を落とし過ぎず、当たった時に“ちゃんと増える”買い方になります。三連単は買い目そのものより、資金配分で成績が変わる。その意識を持つだけで、有馬記念の馬券は一段と戦いやすくなります。
口コミと評判|5ch・SNSでよくある“有馬記念あるある”(※投稿例)

まず誤解が出ないように明記しておきますが、以下に掲載する内容は実在の5chやSNSの投稿をそのまま引用したものではありません。有馬記念(中山芝2500m)というレースの特性から、毎年のように見られる傾向や考え方をもとにした投稿例(イメージ)です。年末のグランプリは注目度が非常に高く、情報量も一気に増えます。その結果、「誰の意見を信じるか」「どこまで鵜呑みにするか」で迷ってしまう人が多いのも、有馬記念ならではの光景です。
実際、5chやSNSを眺めていると、「データ派」「展開派」「ロマン派」「推し馬派」など、さまざまな立場の意見が入り乱れます。その中には参考になる意見もあれば、感情や結果論に引っ張られたものも混ざっている。だから当サイトでは、口コミや評判を予想の答えとして扱うことはしません。あくまで「多くの人がどこで悩み、どこで失敗しやすいのか」を知るための材料として整理しています。
- 「有馬は結局、内でロスなく立ち回った馬が強い。外を回した人気馬が届かない年、毎回あるよね」
- 「前半ゆるくても、残り1000mから一気にキツくなる。早仕掛けで外が動くと内が詰まるのが怖い」
- 「1着を完璧に当てるより、2〜3着のズレを拾った方が回収しやすい気がする」
- 「逃げが残る年もあるけど、基本は好位の持久力勝負。差しは“位置取り”次第だよね」
これらはいずれも、有馬記念を何年も見てきた人ほど口にしやすい“あるある”です。特に多いのが、「内枠・好位・ロスなく」というキーワード。中山芝2500mはコーナーが多く、直線が短い分、外を回されるだけで想像以上にスタミナを削られます。そのため、能力が高い人気馬でも、展開が噛み合わなければ取りこぼす。逆に、派手さはなくても内で我慢できた馬が、気付けば2着・3着に残っている。そうした経験則が、口コミとして繰り返し語られるわけです。
また、「有馬は荒れる」「いや意外と堅い」という相反する意見が出やすいのも特徴です。これはどちらも間違いではなく、1着は堅くても、2〜3着が荒れる年が多いことが原因。結果だけを見ると「人気決着」に見えても、三連単や三連複の配当は意外と跳ねている、というケースは珍しくありません。このズレに気付けるかどうかが、年末の勝ち組・負け組を分けるポイントになります。
当サイトが重視しているのは、“当てにいく予想”よりも“回収に寄せる予想”です。有馬記念は注目度が高く、オッズも割れやすいレース。だからこそ、人気馬を無理に嫌うのではなく、「なぜ軸にするのか」「なぜ切るのか」という根拠を明確にします。本文では、軸の理由と同じくらい、捨てる理由も丁寧に書くことで、読者自身が最終判断しやすい形を意識しています。情報に振り回されやすい年末だからこそ、自分なりの基準を持って有馬記念に向き合う。その手助けになれば幸いです。
よくある質問|有馬記念(中山芝2500m)Q&A

- Q1. 有馬記念は内枠が有利って本当?
- A. 基本的には「ロスなく運べる」という意味で内は有利になりやすいです。スタート後すぐコーナーで、外枠は外を回されやすいから。ただしGⅠは外から早めに動く馬も増えるので、内は内で「詰まり」のリスクがあります。結論としては、内が有利になりやすいが、内で安全とは限らない。枠だけで決めず、想定隊列と騎手の動きまでセットで考えるのが正解です。
- Q2. 中山芝2500mで狙いやすい脚質は?
- A. 「好位〜中団前」が最も安定しやすいです。コーナーが多く、直線が短めなので、後ろ過ぎると物理的に届かないことがある一方、前に行き過ぎると坂とロングスパートで苦しくなります。理想は、前を見ながら4角で動ける位置。今回で言えば⑤②⑯あたりがイメージに合います。
- Q3. 三連単で“現実的に”万馬券を狙うコツは?
- A. 1着を当てにいくより、2〜3着のズレを拾う設計にすることです。有馬は人気馬が強くても、隊列や仕掛けで2〜3着が入れ替わりやすい。なので「1着固定→2着厚め→3着広め」が回収に向きます。点数を増やし過ぎると回収が薄くなるので、2着の優先順位を作って資金配分で調整するのがコツです。
- Q4. 最終的に買う前に、どこをチェックすべき?
- A. 当日は①馬場状態(良/稍/重)②風③パドック(気配)④返し馬(折り合い)を確認してください。中山芝2500mはスタミナと持久力が問われるので、踏み込みが浅い馬やテンションが高すぎる馬は割引が必要なこともあります。迷ったら「軸はブレない・ヒモで調整」が失敗しにくいです。
まとめ|有馬記念は“能力+立ち回り”で、現実的な万馬券を取りに行く
- 軸:⑤レガレイラ(好位で運べる前提+定量で安定)
- 相手:②シンエンペラー、⑯タスティエーラ、③ジャスティンパレス、⑨ダノンデサイル、④ミュージアムマイル
- ズレ狙い:⑥(展開の鍵)+⑫⑮⑩⑦(3着で妙味)を広げ、2〜3着の入れ替わりを拾う
有馬記念は、年末の“答え合わせ”みたいなレースに見えて、実は毎年のように「展開のズレ」が起きる舞台です。だからこそ、人気馬を無理に嫌うのではなく、軸は素直に、回収はヒモで作る。この考え方がいちばんブレません。
当日オッズを見て「思ったより②⑯が売れてるな」と感じたら、2着を③⑨④に寄せるなど、資金配分だけ微調整してください。予想は“当てる”より、“増やす”。このスタンスで、有馬はちゃんと勝ちにいけます。
関連ページ:ホープフルステークス2025 予想(テンプレ元)
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