別府競輪12Rの主なライン構成は？

北日本（新山-菅田）、南関東（岩本-松谷-深谷）、中近（寺崎-皿屋）、九州単騎（山崎・坂井）の構成が予想されます。

別府バンクの特徴は？

別府バンクはクセが少なく比較的スピード決着になりやすい400mバンクです。夕方以降は風の影響も少なく、逃げやまくりが決まりやすい傾向があります。

万車券を狙う買い方は？

3連単は先行ライン＋番手ズレや単騎の突っ込みを含めたフォーメーションで構築し、20点前後でバランスよく狙うのが有効です。

【別府競輪12R予想｜オランダ王国友好杯2025】展開分析と3連単万車券フォーメーション公開！

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レース攻略ガイド

2025年6月5日（木）、九州を代表するバンクのひとつ、別府競輪場で開催されるのがGⅢ重賞「オランダ王国友好杯」の決勝戦。今シリーズ最終日を飾る注目の12Rには、全国から精鋭選手が集い、S級トップレベルの激戦が展開されることは間違いありません。
別府バンクは1周400mのクセが少ないオーソドックスな構造を持ちつつ、比較的高速決着になりやすい特徴を有しています。特にこの時期の夕方開催は風の影響も小さく、仕掛けやすさが前面に出るコンディションになりやすい点も見逃せません。そのため、先行勝負型の選手やスピード派のラインが台頭しやすく、番手選手との連携力も勝敗のカギを握るでしょう。
今回の決勝には、SS班の1岩本俊介と9新山響平をはじめ、117期の快速型3寺崎浩平、さらに南関・北日本・中近・九州と、まさに全国区のライン構成が集結。脚質も「逃」「両」「追」と多彩であり、明確な主導権ラインが一つに絞れない混戦模様となっています。だからこそ、展開次第では大波乱が起きてもまったく不思議ではなく、万車券狙いで立ち回る価値のある一戦と言えるでしょう。
なお、今回のシリーズはオランダとの友好関係を記念する冠レースでもあり、地元九州勢の山崎賢人をはじめとする“意地の走り”にも注目が集まります。実力通りに決まる可能性もあれば、番手ズレや単騎の一撃で荒れる可能性も十分。流れを読む力が問われる非常に戦略的な12Rとなることは間違いありません。

出走表とライン予想｜実力者がそろう三極ライン構成

今回の決勝12Rに出走するメンバーは、全国の競輪ファンをうならせる実力者ばかり。SS班が2名、各地域のエース格が勢揃いし、まさに“GⅢの枠を超えた顔ぶれ”といっても過言ではありません。

注目は、北日本のエース9新山響平、117期トップスプリンター3寺崎浩平、そして南関からはベテラン1岩本俊介を軸とした布陣。これにより、本レースは「北日本」「南関東」「中近」の三大ラインを中心に展開されることが濃厚です。

以下に、選手情報を整理した出走表を掲載します。

枠	車番	選手名	府県	級班	脚質	年齢	得点
1	1	岩本俊介	千葉	SS	逃	41	115.36
2	2	菅田壱道	宮城	S1	両	39	114.12
3	3	寺崎浩平	福井	S1	逃	31	117.35
4	4	山崎賢人	長崎	S1	逃	32	113.66
4	5	深谷知広	静岡	S1	逃	35	116.09
5	6	皿屋豊	三重	S1	逃	42	111.60
5	7	松谷秀幸	神奈川	S1	追	42	114.00
6	8	坂井洋	栃木	S1	逃	30	112.82
6	9	新山響平	青森	SS	逃	31	116.10

各選手の実力や連携面を踏まえ、想定されるライン構成は以下の通りです。

【北日本ライン】 9新山響平－2菅田壱道：高得点コンビ。先行＋番手の完成度が高く、本命候補。
【南関東ライン】 1岩本俊介－7松谷秀幸－5深谷知広：SSと強力援護の3車ラインで連携力は抜群。
【中近ライン】 3寺崎浩平－6皿屋豊：117期の快速寺崎を中部ベテラン皿屋が支える布陣。
【九州単騎】 4山崎賢人、8坂井洋：それぞれ単騎での立ち回り濃厚。位置取り次第では一発も。

特に注目したいのは、北日本の新山－菅田ラインと、南関3車の厚みです。新山はスタートから主導権を狙いに行く可能性が高く、他ラインがどこまで食い下がれるかが展開のカギ。また、寺崎のようなスピードタイプがペースを乱すと、一発逆転の伏兵が突っ込む余地も生まれてきます。

各ラインの構成バランスが絶妙なため、「先行の消耗」や「番手ズレ」など流れのひずみが万車券を呼び込む布陣となる可能性は非常に高いでしょう。

展開予想｜主導権争いのカギは「先行意思と絆」

今回のオランダ王国友好杯（別府12R）は、徹底先行型のエース級が複数存在するため、主導権争いがかなり激化することが予想されます。なかでも注目されるのは、北日本の9新山響平と中近の3寺崎浩平。この2人は、ともに「押し切り型の主導権志向タイプ」であり、他ラインに先行を譲る可能性は低いでしょう。
まず、3寺崎が前を取るケースでは、6皿屋が番手でブロック＆番手まくり体制を整えることができ、ライン2車で逃げ切りを狙う形が濃厚です。中部近畿の2車ラインではありますが、寺崎のスピードに皿屋がうまく乗れば、そのまま押し切る流れから高配当の可能性も。特に別府バンクは「まくり」や「中割り」が決まりやすい構造のため、2段駆けになれば展開有利が働くでしょう。
一方、9新山が前受けから一気に主導権を取る流れになると、番手の2菅田が冷静に抜け出すシーンが見えてきます。北日本は2車構成ながらも、実質的な破壊力は他ラインを凌駕しており、ペース配分を握れればそのままゴール前で決着をつける場面も。特に新山はダッシュと持久力に長けており、多少早めの仕掛けでも押し切る力を持っています。

展開パターン	主導権	狙い目	波乱度
寺崎が先行	中近ライン（3-6）	皿屋の抜け出し・寺崎の押し切り	中
新山が先行	北日本ライン（9-2）	菅田の差し・新山の粘り	低～中
先行もつれ	南関or単騎	岩本のまくり・山崎の突っ込み	高

さらに見逃せないのが、九州地元の山崎賢人（4）です。ラインに属さず単騎での出走が濃厚ですが、地元開催という点と、実は「布陣が縦長になった時の立ち回りが非常に上手い」ことで知られています。位置取り次第では3着どころか頭まで突き抜ける可能性も秘めており、オッズ妙味という観点では最大の穴候補と言えるでしょう。

先行争いがもつれれば、南関ラインの岩本（1）や深谷（5）の捲り台頭も警戒。
坂井洋（8）のような自在脚も軽視できず、特に他ラインがけん制し合えばチャンスあり。
「絆の強さ」「先行意志」「単騎のセンス」が浮上要素。

以上を踏まえると、今回のレースはスピードと戦術がぶつかる知的な攻防であり、人気どころが単純に前に出て逃げ切るほど甘くはありません。3連単の買い目構築においては、「本命＋ズレ」「番手－単騎」の組み合わせで大波乱を狙うべき一戦です。

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買い目予想｜現実的な万車券フォーメーション（3連単）

ここでは「悪徳ガチ検証Z」独自の視点から導き出した、万車券を現実的に狙う3連単フォーメーションを公開します。
今回の別府12Rは、ライン構成こそ綺麗に分かれているものの、先行争いや番手ズレが発生しやすいメンバー構成であり、荒れる余地が十分にあるレースです。人気上位で収まる可能性もゼロではありませんが、それ以上に“展開ひとつで波乱が起きる条件”が揃っています。
そこで、軸には「先行の主導権候補」や「番手抜け出し」が期待できる選手を設定し、2列目・3列目には人気薄の突っ込みも織り交ぜた、現実的かつ攻めの買い目を構成しました。

1着	2着	3着
2・3	6・9	1・4・5・6・9

◎軸候補：3寺崎浩平、2菅田壱道
→ どちらも主導権を握れるタイプで、先行＋番手からの抜け出しを狙える。
○2列目候補：6皿屋豊、9新山響平
→ いずれも番手粘り・捲りでの2着突入が十分可能。
▲ヒモ候補：1岩本俊介、4山崎賢人、5深谷知広
→ 展開のズレから突っ込むケースや直線強襲に注意。

項目	内容
組み合わせ数	約20点
想定オッズ	60倍〜250倍帯
的中期待ゾーン	波乱〜中波乱

この買い目構成では、あえて人気サイドのみで固めず、「軸＋穴のバランス型構成」を意識しています。たとえば、3寺崎が逃げて6皿屋が番手死守、そこに外を回して4山崎が突っ込むようなレース運びになれば、高配当確定のシナリオです。

また、9新山がスピード先行から先着する展開でも、番手の2菅田が差し切る形で軸がハマる可能性も十分。問題はその3着に“誰が飛び込んでくるか”であり、この不確定要素こそが万車券の種なのです。
安易なBOX買いでは点数ばかり増えてしまい、結果的に回収率を下げてしまいます。その点、このフォーメーションなら「軸は本線・ヒモは妙味」で構築されており、1点あたりの期待値も高めに維持できます。

結論として、“当てる”より“勝つ”ための構成がここにあります。買い目選びで迷ったときこそ、このような狙い撃ち型フォーメーションを試してみてください。